『玉名市まちなか未来プロジェクト賑わいのまちづくり地域交流活性化事業』-第4回目 by-F
この記事は、2023年12月16日~2024年2月23日にかけて玉名市が主催する
『玉名市まちなか未来プロジェクト賑わいのまちづくり地域交流活性化事業』の業務委託の活動の振り返りです。
本事業は、玉名まちなか(今回は主に駅周辺)の賑わいを創ろうという企画です。
賑わい創出のために、まず玉名について知るセミナー、次に玉名市外での賑わい創出事例、
そして空き家利活用など賑わい創出のための参考事例を5回に分けて行います。
第4回目(2024/2/3)は、「熊本市子飼商店街での賑わい創出事例」 「夜間照明のワークショップ」を行いました。
子飼商店街の事例では、拠点を子飼商店街に置かれ活動されている
株式会社urban directionの代表取締役 和泉さんのセミナー行い。
夜間照明のワークショップでは、あいにくの雨天だったのでセミナー会場である高瀬蔵を
提灯を用いて照明を飾りました。
〇「熊本市子飼商店街での賑わい創出事例」について
和泉さんが行っている活動の紹介として、
エリアマネジメント・まちづくり、イベント企画運営、夜間照明の紹介がありました。
①エリアマネジメント・まちづくり
・周辺に教育機関が多くあり、商店街をどの様にしていくのか、
商店街の理事長や、高校の先生、大学の先生等も会議に参加してもらい話をしている。
・事を起こす際には一過性のイベントを行わず、その街が良くなっていくような仕組みを提案している。
・長期的な計画ではあるが、まちづくり会社というものがあり、
土地や建物を購入し、管理する。その土地や建物を借用人に貸し出し、まちづくり会社に家賃を支払う。
家賃は組合費や、商店街でのイベント資金に積極的に活用し、
商店街全体でイベントを行う事で結果的に価値を上げ、借用人の支援へ繋げる活動を予定している。
②イベント企画・運営
・プレミアム付き商品券などのお手伝いも行っている。
短期的なイベントを行う事で、その地域の価値や魅力を少しでも上げ、
上記でのサイクルもより良い方向へ発展していく。
③夜間照明
・日夜祭という夜間ライトアップのイベントを行っている。
・商店街にはオーニングと呼ばれる、テントの屋根があり、
視線を上に向け、その風景が台湾の町屋台の様な雰囲気も手伝い非日常感の演出を行っている。
・昼メインの商店街にこれまで無かった夜のシーンを入れ、
若年層の利用を促進商店街を歩く事で、興味を引いてもらえればと思い企画している。
・商店街内で、100円笑店街という企画があり、
例えばラーメン屋さんが、普段は出さないカップを用い1杯100円で提供しており、
様々なお店が100円の商品を準備し、提供している。
・本来の目的はクーポンの様なもので、100円という小さいハードルでその店を味わってもらいつつ、
中に入り、それ以上のものを買ってもらうというのが、このイベントの目的である。
□日夜祭について
・商店街であるので、基本的に八百屋、お肉屋魚屋等の昼のイメージが強かったが、
昼の方は徐々客足も少なくなってき、夜営業の飲食店も増えてきている事も相まって、
夜間ライトアップを行いこれまでになかった夜のシーンを演出した。
・工夫した点があり、どの様にして地域の人たちを巻き込んでいくのか、
地元の大学生や、市議会議員の方のインターン生や商店街の方に手伝ってもらいながら、
イベントの当日に飾りつけを行うという事を行っている。
・商店街は道路なので、道路使用許可を取る必要があり、制度上前日に設営が出来ない事もあり、
当日の朝から照明をかける作業を行い、夕暮れになってライトをつける流れになる。
・ライトをつけていくに行く祭にはリモコンで点灯可能な形になっており、
商店街の皆さんや学生さんにリモコンを渡し、順に点灯し一体感を演出している。
・設営を手伝ってくれた学生も、撤収があるので商店街内に留まることで、
結果的に賑わいが生まれるなどの効果もある。

↑子飼商店街での発表を行う和泉さん

↑夜間照明を用いたイベントの様子
和泉さんのセミナー後、「夜間照明のワークショップ」を行いました。
当日は、高瀬裏川でのワークショップ開催の予定でしたが、あいにくの雨天であったのでセミナー会場である高瀬蔵でのワークショップを行いました。




和泉さん、参加された皆様、誠にありがとうございました。
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