『空き家・空き店舗利活用プログラム』第5回目 -2 by F
上平氏
・地域課題を解決する事や外部人材と協力して事業を立ち上げることが得意であり、その仕事に魅力を感じ、続けたいと思い前職(兵庫県庁)を退職。
・玉名でやりたい事…100年後ワクワクする玉名にしたい!そのために、100年後の未来を創る拠点となるコワーキングスペースとして今回の会場を使いたい。
・コワーキングスペースは、施設長がレイアウトや機能をおおよそ決めるが、そうではなく、
「何をつくるかも大切だが、どのようにしてつくるか大切」
という弊社村田の考えを用い、この場所をどの様に作っていくか等、ワークショップを用いながら弊社と周辺住民や市民やこのスペースを使いたい人と話し合いを繰り返し作り上げていきたいと語られた。
感想 by F
「この場をこんなイメージで使いたい」という思いを伝えた後、皆さんと一緒にDIYリノベーションを通して場を作っていきたいと言う内容でした。周辺住民の方やこの施設を利用する方を交え、再生の方向を探る今回の内容は、HIKEさんで行われた再生手法であり、それを間近で体験できるという、とても貴重な経験になること間違いないと感じました。弊社村田がセミナー時に語る「意匠性や機能性が優れているだけでは到達できないようなレベルの建物」の作られ方をこれから体感したり手伝える事が楽しみです。
上平さん、セミナーと貴重な経験をありがとうございます。
全セミナー終了後、既存の柱や梁、壁の状況を確認する目的で壁と天井の解体ワークショップが行われました。まず、解体ワークショップの前にこの場所がどの様な変化を遂げるかを表したパースと図面の説明が弊社村田より行われ、参加者とx年後どんな雰囲気になるかの未来図を共有しました。
その後、解体のワークショップに移ります。
ワークショップでは、解体をした際に見えてくる、以前の建物の痕跡を見ることが出来ました。
↑痕跡を皆で確認する様子
↑以前の建物の使われ方を柱に空いたほぞ穴から連想させて参加者に説明する。
↑建築当初のままの仕上げと改修などによって当時の仕上げとは違う箇所を説明している。
感想 by F
参加者の方々が解体と弊社村田からの説明を楽しまれていました。参加者のある方に感想を伺うと、
「普段気にして過ごしていないけど、昔の暮しであったり営みが建物からにじみ出てきて、解体の面白さを体感しました。」
という話があり、解体時特有の爽快感だけでなく、空き家の魅力についても実感できるワークショップなのかと学べました。また、私自身も昔の痕跡の説明を聞きとても楽しかったですし、何よりこの場所がこれから生まれ変わる第一歩を見られたということで、なぜかこの場に対する愛着がわいてきました。
解体したゴミを皆で片付けてワークショップは終了しました。
まとめ
全5回にわたるプログラムでしたが、第1回目に行われた福岡での事例見学から始まり、2回目のセミナーで1回目見学事例の深堀、3回目ではセミナーに加え、2回目の知識を生かして実際にある空き家に対して何か考えるまち歩き+ワークショップ、4~5回目では、机上ではなく実際に空き家再生を行うための下準備を行いました。また、今回のプログラムを飛び出し、実際に高瀬町の空き店舗を用いて空き家・空き店舗の利活用を加速化させるという事も行われています。
本プログラムや講師の方の流れるような分かり易い説明セミナー内容、それに参加くださった方々、本プログラムに関わって頂いたマチの方々、多くの方のご協力がありました。ありがとうございました。
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