上棟 式
こんにちは、今日の熊本は雨です。あたたかいです。
さて、先日お客様のお宅の棟上(むねあげ・じょうとう)を行いました。今回は、超超超・・・正統派木造で、木組みから土壁までこだわりのお宅です。
施工はそんな建物を得意とする。八代市の田口技研さんで行っていただいています。
そんなわけで、超正統派木造になくてはならない、上棟式!!
そして、その後 餅まき まで!! 行いました。
地域と生きてきた日本の文化を感じた瞬間でした。
写真 左端が お施主さん その右隣が 棟梁=社長の田口さん
(五色の吹流しは、地域によってですが、この並べるのは はじめた見ました。)
興味のある方 下の写真は、足固め工法 って言う木の組み方です。 通常は基礎の上に土台(基礎の上に横たわる様にある材料)の上に柱を建てますが、今回は、柱が下に落ちていて、土台が柱に突き刺さっているようになっています。
このように主要な柱は下に落とし、土台で連結する工法です。
昔の建物はすべてこの工法で、石の上に柱がのっていました。お寺なんかでは、今でも見ることができます。
これをすることで、上部の梁と下部の土台があいまって、構造がより安定して行きます。
また、下の写真は、曲がりのある材料を屋根の勾配にうまく合わせて使っている様子です。出来上がりは簡単に見えますが、高さの基準をとりながら、この材料だけを、作業場で見ながら加工するにはかなりの技術とそのための修行が必要です。
自然の中で育った木を、うまく利用し、そのために技術を磨いてきた大工さんたちの思いが伝わります。
自然をコントロールしようとするのではなく、いいあんばいに折り合いをつけならが、それを利用して高めあって暮らしていく。その精神は、せちがない現代人は学ぶべきものがおおいなァ~~っと、反省しながら見ていました。
そんな思いの詰まった建物は、きっといい住まいのなると思います。