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『空き家・空き店舗利活用プログラム』第2回目-1 by F


先進地にて成功を収めている事業者によるセミナーを地域でご活躍の方々のご協力を経て実施しました。


①NPO法人福岡ビルストック研究会 理事長 吉原 勝己 氏[福岡市]

②大牟田ビンテージビルプロジェクト 代表 冨山 博史 氏[大牟田市]

③限会社 吉浦ビル 代表 吉浦 隆紀 氏     [福岡市]

④株式会社村田建築設計所 村田 明彦         [玉名市]

⑤玉名市地域おこし協力隊 上平 健太 氏       [玉名市]

⑥NPO法人頴娃おこそ会 副理事長 加藤 潤 氏      [鹿児島県]

の計6名の講師によるセミナーが玉名市のHIKEさんにて行われました。

 HIKEさんHPです⇒https://hike-tamana.com/



第2回目は、「先進地にて成功を納めている事業者によるセミナー」です。




①NPO法人福岡ビルストック研究会 理事長 吉原 勝己 氏[福岡市]


1,空き家再生のきっかけ

 築古ビルを経営会社ごと親から引き継ぐ。築古ビルの諸問題を目の当たりにし、会社とビルごと売る考えはあったが、親が1つのビルを大切に使っていく姿を思い出し再生を決意した。また、別の所有していたビルを解体した際、兄弟がパタリと集まらなくなった事も1つの要因になり、


『建物を壊す=コミュニティを壊す』


ことに繋がり、簡単に壊すという選択をしてはいけないという考えから、再生をしていくきっかけとなった。



2,地域社会へのメリット

 古い建物をDIYリノベーションにより再生すると、不思議と住人も明るくなる。空き家の利活用は地域社会の環境を良くし、地域社会にメリットがある。

と同時に、管理側もDIYリノベーションにより共感する仲間を増やせるので、クレームをつける人が減り、不満があっても自分で出来ることは自分改善する意識(DIY精神)が醸成され、管理が円滑になるというメリットがある。



3,大家としての役割

 住人が心地よいと感じてもらうために、明るく再生させるのは所持ビルの中だけでは完結せず、地域社会ににじみ出していくことも重要である。共感する仲間を増やし、関係人口を増やすことで、再生したビルを中心に空き店舗・空き家の利活用が行われる。空き店舗・空き家の利活用を加速させるため、住人以外の協力・関係人口を増やすことが重要である。



『建物を壊すことはコミュニティを壊すことにつながる』



という言葉は私自身の中にとても響きました。また、協同した仲間がその後も関係が続き、お店を開く場合などでは関係した人々がファンになり開業後も好転していく流れを聞き、マチのためになることは波紋のように広がっていくのだと学ばせて頂きました。

前回から引き続き、セミナーを行っていただきありがとうございました。





②大牟田ビンテージビルプロジェクト 代表  冨山 博史 氏 [大牟田市]


1,大牟田で行った活動

グリーンバードというゴミ拾い活動により、マチのために何かしたい人の発見を行う。大牟田商店街の方たちの協力や、グリーンバードの活動で出会った方たちと協同して空き店舗・空き家の再生に尽力された。


2,再生する際のねらい

 大牟田商店街の空き店舗・空き家の利活用プロジェクトにおいて、エリアを絞って活動をされた。

絞ることで、再生の変化が一気に見えてくるのでマチが変化する様子が見やすい環境となり、空き店舗、空き家の利活用の実例を認識できハードルが低くなり利活用の加速化にもつながる。

 また、大牟田商店街では、空き店舗の再生はゴミ拾い活動などのイベントで出会った仲間とDIYリノベーションによって行い、共感してくれる仲間を増やしながら、用途は飲食店を開店。開店後にDIYリノベーションを行い、協同してくれた方々がファンになり、再生された場所が長く使われる様になる。

ただ再生して終わりではなくDIYリノベーションを取り入れることでその地域に唯一無二の場になることを確認した。



 ゴミ拾い活動は、町が綺麗になり雰囲気が良くなるだけでなく、マチのために何かしたいと言う人を発見できる気持ちが良いイベントだと思いました。

 また、大牟田の事例では無闇に空き家再生を行うのではなく、エリアを決めて行うことで、より効果的な再生を図ることが可能と学びました。

商店街の再生という、貴重な空き家再生の事例や方法を分かりやすく説明していただき、ありがとうございました。

当日の風景。前回と比べて人数が大幅に増えたのでとても驚きました。

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