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『空き家・空き店舗利活用プログラム』第2回目-3 by F



⑤株式会社村田建築設計所 村田 明彦


主な内容は、「何を作るか・どのようにして作るか。」です。



 高瀬商店街の修景事業を経て。マチの活性化にはつながっていかなかった。

その要因として、高瀬商店街の中だけで完結させてDIYリノベーションを行わず、自分事とする人や高瀬商店街関連以外の関係人口が増えなかったため活性化には至らなかった。

高瀬という伝統のある街並みをどう作るかに注力をしたが、どのようにして作るかを実践できていなかった。


 高瀬の修景事業から学び、自身の事務所移転のため現事務所(旧ガソリンスタンド)を協力者を集めてDIYリノベーションを実施。関わりを持ちながら活動することで時間と場を共有できることの重要性をここから学び、何を作るかも重要だが、どのようにして作るかも重要ということを知る。

 HIKEさんDIYリノベーションの際には、高瀬町の住人の方、周辺住民の方の理解や意見を得ることを目的に、勉強会や解体のワークショップを主導し開催した。様々なイベントを繰り返していくうちに、徐々に周囲に共感と理解を得られていった。DIYリノベーションを玉名で実践的に行った好事例であり、自身が修景事業の際から住人との関係性を築いていたことで、その関係性をHIKEさんの開店をに向けスムースに地域に受け入れられるような働きにつなげることができた。


 以上の内容から、自身の事務所で行ったDIYリノベーション、HIKEさんの設計、立上げに際して、高瀬の住人との良好な関係性維持のための重要性や、今回のようなプログラムの立上げやDIYリノベウィークによる勉強会など、玉名のために実際にまちづくりに挑戦している内容になっていて、説得力がありました。


「何を作るか・どのようにして作るか。」


 その反省を生かして設計・監修したHIKEさんはDIYリノベーションにより再生を計り、空き家・空き店舗活用につながっています。再生後も玉名市内外から沢山のファンの来訪により賑わいの場となっています。 




⑥玉名市地域おこし協力隊上平 健太 氏


主な内容は、「玉名の空き家の状況」です。


    玉名の空き家の状況について

 5年前と2年前の調査を比較すると、状態の良い空き家が減少している。その一方で、戸建ての住宅が増えている。

 また、独居の高齢者、戸建ての住宅増加などにより、将来的に空き家予備軍が増えてくる。

空き家を手放したい人は多いが利活用に対して行動している人は少ない。⇒家財道具(仏壇など)の処分に困っているのも要因である。

 空き家の個別相談会などを開催することで空きや利活用の意思・処分などをサポートする必要が出てくる。


「空き家は特に、玉名町小学校地区が多く、放置すればするほど、状態の良い空き家の老朽化が進行し、最終的に撤去という形になってしまう。」という説明があり、将来の玉名に不安要素が多くある事が理解できました。ありがとうございました。




以上6名の講師のセミナーでした。

 最後に、この6名の方のセミナーを聞き、空き家・空き店舗の利活用のハードルが大きく下がった様に感じます。6名の講師の方々ありがとうございました。また、会場として場所の提供をしてくださったHIKEの皆様、誠にありがとうございました。

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